2020年秋に訪れた箱根湯本にある星野リゾート 界箱根。
ひたすらのんびりゆったり過ごしたいという大人旅の願いを叶えてくれる至れり尽くせりな素敵空間をレポートします。
客室について
今回は7名での旅行だったので、二部屋予約しました。
タイプは違いましたが、どちらもすてきなお部屋でした。
定員5名の和室 大波
箱根の伝統工芸、寄せ木細工がモチーフとなっている界箱根は客室もいたるところが寄せ木細工風。木の香りに包まれる落ち着いた空間。
本間は広々と12畳ほど。
本間にはソファが置いてあり、その向こうにベッドルーム。行き来は右側の廊下を使いますが、ソファからベッドへ行けなくもない造り。
ベッドは2台。
2人以上で泊まる場合は本間に敷かれた布団で就寝。
定員2名 寄せ木細工の間せせらぎ縁台付き和室 桜庵
こちらは定員2名とは思えない、より広々とした贅沢な造りの和室。
定員2人なのにこの和室だけでも10.5畳。
ウェルカムドリンクに日本酒が置かれていました。
こちらがせせらぎ縁台。縁台に出られそうな出入口が見当たらなかったので出ませんでしたが、柵の低さ的にももしかしたら出ることは想定されていない観賞用の縁台なのかもしれません。贅沢の極み!
ソファとテレビ。ここでもテレビを見ようとすると視界に寄せ木細工がちらつく造り。
なんとこの客室には茶室までありました。しかもマッサージチェア付き。
茶室があるということは水屋も。
もちろんお茶を点てることができます。これでもかと日本の文化に触れたい方におすすめの客室認定。
定員2名ということで、こんなに広いのに子どものプラスも例外はありませんでした。確かに繊細な造りの数々は大人向けの客室なのかもしれません。
アメニティ
普段あまりこだわりがないせいもありますが、特に不足を感じない充実具合。バスタオル、フェイスタオルは大浴場にも。部屋から持っていく必要はありませんでした。
コレクターもいるらしい界限定の風呂敷。界ごとに異なる色合いで、界箱根は緑が基調。
中には歯磨きセットや綿棒、ヘアゴム、コットンなど。
男性用にはカミソリも付いていました。
洗顔ソープ、化粧水、乳液、クレンジング、ボディローションが揃っていれば、ほぼ困ることはありません。が、私は少しばかり匂いが受け付けなかったので、自前のものを使いました。
和漢生薬成分を用いているとのことなので、きっと良いものだと思うのですが、残念。。。
飲み物も充実。ウェルカムスイーツに箱根ラスクも付いていました。
こちらは星野リゾートのお土産屋さんでも購入可能。
ハンガーと作務衣と足袋は押し入れに。作務衣があればパジャマなしで十分なので、より荷物が減ります。
大浴場
もちろん写真はありませんが、屋外と一体になっている半露天風呂の大浴場は開放的な造り。温泉好きとして、特に真冬の露天風呂が大好きなのですが、だいぶ寒いので内風呂で温まってから、露天風呂に浸かりに行きます。今回訪れたのは秋だったので特に感じませんでしたが、洗い場も外とつながっているので、冬は寒いかもしれません。公式でも、真冬はお部屋の内風呂で洗髪等を済ませてからの利用をおすすめしていました。
それから、たまたまかもしれませんが、客室にはあったクレンジングが大浴場になかったという情報が何かの役に立てば嬉しいです。
あとは、小さなお子様と一緒に利用される際はわざわざ言われなくてもお風呂場などは特に目は離せないと思いますが、お風呂と屋外の境に特に柵などはなかったので、お気を付けください。
夕食
食事は食事処にて。個室なので人目を気にせずゆったりといただくことができました。
2020年秋の献立は以下の通り。
こんなところにも寄せ木細工。
お醤油は界特製らしく、少し甘め。
この旬彩土鍋ご飯は一組に一土鍋。お代わりも自由なので、ここまでで食べたりない方でも満腹になる仕組み。小食大食どちらの方でも満足できるシステムになっていました。
土鍋は界ごとにデザインされているらしく、界箱根の土鍋のデザインはもちろん寄せ木細工。ですが、不覚にも写真を撮り忘れてしまいました...行かれた際はぜひ現地で現物をご覧ください。
お食事はどれも工夫の凝らされていて、一風変わった組み合わせの料理も多数ありました。奇を衒った組み合わせというと、物珍しさが先立ってお味の方が...というパターンもありますが、どれも美味しくいただくことができました。
朝食
朝食も夕食と同じ食事処にて。
朝食はワンプレート。夕食とうってかわって寄せ木細工らしい装飾は見られませんでしたが、富士山から朝日が昇る小皿という朝食にぴったりな粋な計らい。
そして、しゅわっとしたはんぺんともちっとした餅ととろっとした餡のマリアージュが楽しめる力はんぺんはぜひ食べていただきたい一品。
まとめ
星野リゾート界箱根、いかがでしたか?
デザイン性に富んでいるけど落ち着いている非日常空間で、湯船につかり、おいしいものを食べ、ひたすらのんびり。大人旅にぴったりの宿でした。
逆に、旅行に来てまで必要以上に「触らないで」「のぼらないで」「走らないで」と言いたくない...と思われる方には、お子様がある程度大きくなってからの宿泊がおすすめかな、という印象ではありましたが、お子様用のお料理も充実した内容となっていて、歓迎ムード。
気になった方はぜひ行かれてみてください!